エンジンオイル交換の方法で上抜きと下抜きの違い【どっちが良い!?】
エンジンオイルの交換方法には「上抜き」と「下抜き」があります。
筆者がオイル交換をするという場合は
下から抜くという方法をします。
ディーラーにすべてを任せているならあまり気にしないですが
自分でエンジンオイルの交換をするという場合は
どっちが良いのかという事に悩むと思います。
エンジンオイルのやり方で上抜きと下抜きの違いを紹介していきます。
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上抜きと下抜きの違い
エンジンオイルのドレンプラグを外して
オイル交換をする方法を「下抜き」と言います。
逆に、何らかの装置を使うために
オイルレベルゲージにホースを入れて抜く方法を「上抜き」と言います。
上抜きと下抜きはどちらが多くオイルが抜ける?
よく言われるのが「上抜き」と「下抜き」は
どっちが多くのオイルを抜くことができるのかという事ですね。
正直に言えば、どちらともいえません。
なぜなら、車のオイルパンの形状や車体の特徴などにもよるので
どっちが最適とはとても言いにくいのです。
しかも、下抜きと上抜きのどちらがオイルがたくさん抜けるのかというのも
違いというものはあまり差が出ないことが非常に多いのです。
理由は、どちらの方法をもってしても
100%エンジンオイルを完全に排出できないからです。
そもそも、上抜きも下抜きもオイルパンのオイルを抜く方法なのです。
さらに言えば、エンジンオイルというのは
オイルパンだけにたまっているわけではありません。
なので、下抜きとか上抜きとかは
自分でやるにしてもこだわる必要が無いといえます。
上抜きと下抜きはどちらがお金がかかる?
エンジンオイルの上抜きは以下のような道具が必要となります。
(以下の道具はオイルフィルターを交換しない前提です)
下抜きの方法で必要なものとは?
・メガネレンチまたはラチェットレンチ(無ければ1回だけの購入)
・じょうご(無ければ1回だけの購入別になくても良い)
・オイルジョッキ(無ければ1回だけの購入)
・廃油処理用箱(毎回買う必要がある)
・ドレンプラグパッキン(毎回買う必要がある)
・エンジンオイル(毎回買う必要がある)
・フロントジャッキ(無ければ1回だけの購入)
・ウマ(無ければ1回だけの購入)
以上ですがこの中から「毎回買う必要がある」というものだけを
計算してみることにします。
- オイル処理用箱:330円
- オイルドレンプラグパッキン;393円
上抜きのエンジンオイル交換には
毎回、総合計「3721円」ほどかかるという計算になりました。
さらに、下抜きの方法ではジャッキアップをする必要があるので
手間がかかる方法だといえます。
ですが、オイル交換をしたという実感を得られるので
自分で交換したという気分を味わいたい方は下抜きの方法をすると良いでしょう。
上抜きに必要なものとは?
エンジンオイルの上抜きはオイルドレンプラグが
強く締まりすぎて緩まないという場合に上抜きを行うケースもあります。
下から抜くことができない又は手間がかかりすぎるという場合は
上から抜く方法で作業を進めていきます。
上抜きで必要な道具とは?
・オイルチェンジャー(無ければ1回だけの購入)
・オイル処理用箱(毎回購入)
・エンジンオイル(毎回購入)
上抜きの場合はジャッキアップをする必要が無いので
かなり安全に作業を進められます。
ジャッキアップという手間が省かれるので
作業時間が大幅に短縮されます。
下抜きの方法と同様に
「毎回買う必要がある」というものだけを
計算してみることにします。
- エンジンオイル:2998円
- オイル処理用箱:330円
上抜きのエンジンオイル交換には
毎回、総合計「3328円」ほどかかるという計算になりました。
上抜きと下抜きの毎回かかる金額の差も比較してみましょう。
- 毎回かかる費用・上抜きの場合:3721円
- 毎回かかる費用・下抜きの場合:3328円
どちらも、エンジンオイルは「2998円」で計算し
オイル処理用箱は「330円」で計算をしています。
この値段は、Amazonで見つけた最安値の金額です。
当サイトでは、自分で
メンテナンス&交換を行う前提で紹介をしています。
自分でエンジンオイルを交換するというメリットは
作業の順番を待つとか作業の間待つという事をしなくても良いという点です。
また、オートバックスなどやスタンドでは
少し車に詳しい人間が作業をする場合があります。
そういう人たちの作業が信用できないという場合は
自分で交換作業をすると良いでしょう。
まとめ
エンジンオイルの交換の挑戦をしたいけど
自信が無いという人の場合は、上抜きのやり方のほうが
安全に作業ができるのでおすすめです。
理由は、ジャッキアップをする必要が無いですし
作業自体もとても簡単だからです。
オイルを交換できる量は上抜きも下抜きも
ほとんど変わりがないので、どちらの方法でも良いでしょう。
エンジンオイルは何でも良いというわけではありません。
車に合った粘度を選ぶことで車を快適に使用することができ
トラブルフリーな毎日を送ることができるのです。
失敗しないエンジンオイルの選び方は
以下のページで紹介しているので参考にしてみてくださいね。
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