ミライースの新型と旧型の違い!改良されたのは本当なのか実際に試乗してみた
現在所有している初代ミライースは、丸っこい外観がとても可愛らしく女性にも大人気の軽自動車です。
新型ミライースは前モデルと対象的にカクカクしたデザインとなり、スポーティな印象を与える外観へと進化しました。
さらに新型ミライースは安全装備や快適装備を充実させて、更にパワーアップしたのです。
そして、なんと言っても衝撃的だったのが、初代ミライースよりも「80kg」軽量化に成功したということです。
初代ミライースと新型ミライースとの違いや、新型ミライースがどのようにパワーアップしているのかなども紹介していきます。
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新型ミライースと初代ミライースのエンジンスペックの違い
実は新型ミライースは初代ミライースよりも、エンジンスペックが低いのです。
新型ミライースの最高出力は「49PS/6800rpm」に対し、初代ミライースは「52PS/6800rpm」となっています。
そして、最大トルクは新型ミライースの場合は「5.8kg/m/5200rpm」で、初代ミライースは「6.1kg/m/5200rpm」なので、新型ミライースよりもトルクは初代ミライースのほうが高いと言えます。
最大トルクの違いは「0.3kg/m」の違いしかなく、最大出力の差は「3PS」の違いがあります。
と、そのように思われると思ったので、実際にダイハツに行き試乗をしてきました。
実際に運転をしたのですが、若干の違いを感じたのは間違いありません。
新型ミライースの走りですが走りが遅い感じがして、加速が重々しく感じました。
実際に、私は新型ミライースに乗るまでは、そのように本気で思っていたのです。
人によっては加速に対する感じ方が違うと思いますが、初代ミライースと比較して新型のほうが遅いと感じました。
ダイハツの営業マンの方に実際に聞いたのですが、コンピュータ制御をしていて初代ミライースよりも、燃費にふったセッティングになっているとのことでした。
燃費 | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費 |
新型ミライース | 2WD | 34.2km/L | 17.21km/L~27.43km/L |
4WD | 32.2km/L | 16.51km/L~21.83km/L | |
初代ミライース | 2WD | 30km/L | 15.52km/L~25.31km/L |
4WD | 27km/L | 16.79km/L~24.10km/L |
新型ミライースと初代ミライースのカタログ燃費比較
新型ミライースのカタログ燃費は「34.2km/L」ですが、初代ミライースは「30km/L」となっています。
カタログ数値では当然ですが初代よりも、かなり改良を重ねているのでカタログ燃費は、初代ミライースよりも圧倒的に新型のほうが良いのです。
実際に新型ミライースを所有している人の口コミは、どういう感じなのか参考にしつつ比較をしていきます。
実燃費も比較してみた!
私が新型ミライースに実際に乗ってみて、初代よりももたつきを感じました。
底までの違いがあるなら新型ミライースの実燃費は、口コミでも良いはずだと感じます。
では、新型ミライースの実燃費に関する、口コミを見てみましょう。
・9000km走って平均燃費は26km/Lで優秀
・急坂道や急勾配が多かったですが、満タン法で26.32km/Lでした
・私が満タン法で実際に計測したところ28.19km/Lでした
・信号でのアイドリングストップは燃費節約になるが5km/Lの節約は意味がない
新型ミライースでの実燃費は口コミを参考にすると、「26km/L」という実燃費を叩き出しています。
私が所有している初代ミライースでも、これくらいは出せますが新型ミライースは、初代よりも余裕を持って26km/Lを出すことができるようです。
また、自動車メーカーがミライースに取り付けている燃費計は、良い数値が出るから意味がないという人もいます。
なので、口コミで満タン法という、正確な測定をしている口コミを見つけました。
その口コミによりますと新型ミライースの実燃費は、「26.32km/L」だったようです。
ほかにも満タン法で計測をした人がいて、その人は「28.19km/」という燃費を記録したようです。
確かに、信号でのアイドリングストップは、単独で1回程度なら意味がないでしょう。
しかし、それが何度も信号機で停止し、アイドリングストップをして燃費節約をして「5km/L」を積み重ねていけば燃料はかなり節約できます。
1回目の信号機でアイドリングストップしたら「5km/L」節約し、2回めで「10km/L」節約し3回目で「15km/L」4回目で、「20km/L」節約って考えればかなり節約できていますよね?
これで恩恵を感じないっていうのは、ちょっと違います。
初代ミライースの実燃費に関する口コミを、次は紹介していきます。
・坂道多めの通勤距離5kmですが、平均燃費は冬場でも21km/Lキープです
・今でも郊外をドライブすると、33km/L~35km/Lはいけます
・真冬の積雪通勤メインでも16~18km(/Lは省略)は出せる
2011年の初代ミライースの実燃費に関する口コミだけを、集めてみましたが多くは新型ミライースに迫る実燃費を出しているように見えます。
坂道が多いミライースでも、実燃費は「21km/L」を出しているようです。
私が所有する初代ミライースは、通勤距離片道15km走行して平均「20km/L~27km/L」です。
私の場合は満タン法ではなくメーターに表示している、燃費計の数値です。
多くの人は車載燃費計は誤差が大きいということを言いますが、実際にはそれほど誤差はないという情報もあります。
とはいえ、初代ミライースと新型ミライーストでは、実燃費に大きな差はないように感じます。
ただ、どちらにしても道路の状況や運転の方法によって、燃費は大きく変化するので人の実燃費は目安でしかありません。
ちなみに、スイスイ走りやすい田舎道と渋滞が多い都市部の道では、同じ車でも実燃費に大きな違いが生まれます。
なので、同じミライースなのに実燃費が悪すぎるのは、道路の状況なのか運転方法なのか冷静に見極めて改善してく必要があります。
新型ミライースの空力技術がヤバイ!
とても素晴らしい技術が、このミライースにふんだんに使われているのです。
へぇー、ただカッコ良いだけじゃないんですね。
しかし、エコカーでリアゲートスポイラーが標準装備って、スポーツカーみたいですね。
新型ミライースは、かなりかっこ良く生まれ変わりました。
新型ミライースは外観がカッコ良くなりましたが
それだけではありませんよ。
他にも、新型ミライースには空力に関して、いろんな技術が採用されているのです。
ボディの鉄部分を樹脂に変えて軽量化
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/index.htm
新型ミライースは「80kg」の軽量化に成功していますが、それはボディの鉄部分を樹脂に交換していることも、理由の一つと言えます。
軽量化は燃費アップに対し、余り意味がないという意見もあるかもしれません。
しかし、実際には軽量化は燃費に大きく影響し、軽量化をすることで燃費アップに繋がっているのです。
たとえば、バケツに水をあふれるくらい入れて手に持って自分で走るのと、手に何も持たずに走るのとでは疲れる度合いが違います。
さらに、運動量が多いほうが、お腹がすく量も多くなるのです。
つまり、軽量化は意味がないわけではなく、シッカリと燃費アップに役立っているのです。
新型ミライースでは、以下の部分が樹脂に変更されています。
・バックドア
・フロントフェンダー
・Cピラーガーニッシュ
・ルーフスポイラー
・フユーエルリッド
サーキットなどを走行する場合は、市販車でも軽量化をすることもあります。
場合によっては部分的な軽量化もしますが、ミライースはその軽量化の方法をおこなっているのです。
おそらく開発段階では「そんなの無駄だよ」といった人も、きっといるのではないでしょうか。
それでも、開発を進め市販化したことは、評価に値すると考えられます。
高い空力を考えたボディデザイン
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/index.htm
新型ミライースのボディデザインは、空力を考えて開発されています。
何気ないボディデザインですが、ここには空力を追求し開発されて行き着いたデザインがあります。
たとえば、リアバックドアの上部にあるリアゲートスポイラーは、空力を考えて取り付けられているのです。
このような製品を見て「エコカーにエアロはあり得ない」とか、「効果があるならメーカーがしている」などよく言われます。
しかし、こういうエアロパーツはエコカーには必要ですし、エアロパーツはスポーツカーだけのものではないという証ではないでしょうか。
言ってみれば、軽量化や風洞実験などをしている時点で、エコカーは立派なスポーツカーだと言えます。
そう思うかもしれませんが、それは低燃費競争のスポーツカーですよ。
とはいえ、ガチガチに軽量化されたミライースは、ターボエンジンさえ搭載すれば立派なスポーツカーに変貌するでしょう。
ここまで、空力にこだわって、従来ミライースよりも「-3%」空気抵抗が減っているのです。
さらに、新型ミライースのフロントバンパーには、理想的な風の流れを作り出すために、「エアロコーナー」というデザインを採用しているのです。
エアロコーナーと言うデザインを採用することで、前方から来る走行風を素早く後ろに流すことで、空気抵抗の低減を実現しているのです。
さらに、新型ミライースには「フロアアンダーカバー」という、黒いヒレみたいなものが付いています。
これは、フロア下の空気の乱れを整えて空気抵抗の低減に役立っています。
フロントアンダーカバーの効果は、風切り音などの低減の効果もあります。
軽量高剛性ボディ(Dモノコック )
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/index.htm
ダイハツ車の多くは軽量高剛性ボディ(Dモノコック )という、ボディフレームが採用されています。
これは、高張力鋼板を所々に使うことで、ボディ剛性の向上と軽量化を図っているのです。
そして高張力鋼板というのは、合金成分の添加組織の制御を行って、一般構造用鋼材により強度を上げた鋼材を言います。
軽量高剛性ボディ(Dモノコック )は、ダイハツの特別な技術によって剛性を上げ軽量化を実現しているのです。
転がり抵抗の低減
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/index.htm
新型ミライースは駆動部分の摩擦抵抗を下げることにより、スムーズな走行を実現しています。
摩擦抵抗が少なければ走行する時に、抵抗になるものがないのでスーッと加速しやすくなるのです。
たとえば、足におもりを付けて歩く場合と、おもりを付けていない状態で歩くのでは、おもりを付けていないほうが軽々と歩くことができます。
つまり、抵抗がない状態なら軽々と、走行ができるということです。
エコ発電制御
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/index.htm
ダイハツの「エコ発電制御」は、減速時の運動エネルギーを最大限に活用して、減速をする時に車が勝手に走行を続けるときの運動エネルギーを、オルタネーターに電気エネルギーとして変換しバッテリーに改正している機能を言います。
効率を良くしてオルタネーターによる、走行したときの充電を制御して、エンジンに負担を与えないようにしています。
ミライースの新型と旧型の違いまとめ
ミライースの新型と旧型は、パッと見て分かる変更点と外からではわかりにくい部分も、変更されていました。
私は実際に試乗をしてみたのですが、変更された部分は結構あったように感じます。
外観はたしかにかっこ良くなり、アイドリングからの発進もスムーズになりました。
アイドリングをしているかどうかも、今の新型ミライースでは気がつけませんでしたよ。
アイドリングストップの状態から、発進するときはエンジン始動音がしていましたが、新型ミライースは全くしなかったです。
LA300SとLA350Sの加速性能や実燃費などを
以下のサイトで紹介されているので参考に読んでみてくださいね。
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