アジアンタイヤの性能比較、国産と比べたら意外な結果が出た!
ここでは海外タイヤの性能を比較していきます。
一昔前まで海外タイヤは、国産タイヤに比べ劣っているという印象でした。
しかし、ここ最近になって性能やコストを総合的に考慮して、海外タイヤの注目度が一気に高まってきています。
車を楽しむ人にとって、重要となるタイヤ選びの参考にしてみてください。
あなたにぴったりのタイヤが、見つかるかもしれません。
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国産タイヤと海外タイヤの性能比較
国産タイヤとして有名なのは、「ブリヂストン」「YOKOHAMA」「ダンロップ」などが挙げられます。
海外タイヤというのは「ミシュラン」、「コンチネンタル」「ピレリ」などが有名です。
しかし、ここで言う海外タイヤは主に、「アジアンタイヤ」のことです。
国産と海外のタイヤを比較すると今では、あまり差がないようです。
しかし、昔のイメージが強く残っているので、手に入れるには少々厳しいものがあります。
タイヤの性能が悪いということなら、アジアンタイヤはまだまだ伸びしろがるということです。
さらに、他のタイヤメーカーよりも性能が上る可能性も、出てくると考えられます。
確かに、10年前のアジアンタイヤは、安くて品質が悪いものが多かったのです。
当時の「みんカラ」や「2CH(現5CH)」「ヤフー知恵袋」などでも、悪い評価が多く「危ない、恐怖、重い、振動がある、耐久性が低い」という言葉を使う人が目立ちました。
過去にそのような体験をした人の多くは「アジアンタイヤ=品質が悪いタイヤ」と、そのように認識してしまったのです。
私自身もアジアンタイヤを履き、雨の日に滑るということもあったので、アジアンタイヤは品質が悪いタイヤと認識しています。
しかし、あれから10年の時を経て、アジアンタイヤは進歩しているはずです。
口コミでも昔のようなことはないという声も多く、アジアンタイヤは昔と比較して技術も向上し、性能的にも飛躍的にアップしているようです。
だからといって、中古でアジアンタイヤを、手に入れようとするのは得策ではありません。
理由は、やはり5年経過したアジアンタイヤは、品質と手金新品よりも落ちている可能性が高いからです。
中古で買っておいて、ダラダラ文句を言う人がいますが、「中古に何を期待しているんだ!」と言いたくなりますね。
つまり、タイヤは時を重ねる毎にグリップ力、制動距離などが劣化していきます。
いくら品質の良いと言われている国産タイヤでも、時間が経てば古くなった輪ゴムのようにボロボロになってしまうのです。
だからこそ、アジアンタイヤの本当の旨味を知るためには、新品タイヤを買うべきなのです。
とはいえ、これは国内タイヤメーカーでも言えますけどね。
そして、最近の海外タイヤは大手タイヤメーカーと技術提携を行い、高品質かつ低価格を実現させています。
なので、アジアンタイヤは一昔前の悪しき印象を払拭し、各メーカーは軒並み高評判を獲得しています。
結果、現在の国産タイヤと海外タイヤの性能は、機能的に差はなくなりました。
ただし、注意すべきことがあります。
それは、生産されている国柄を考慮して、タイヤ選びをしなくてはならないということです。
国産タイヤは日本という国柄を考慮して最適なタイヤを作っていますが、海外タイヤは全てが日本の路面状況に合うとは限りません。
なので、購入の際は自分の使用目的にあった、タイヤを探すようにしましょう。
国産タイヤと海外タイヤの耐久性比較
他人様の車と競争とかしたり、あらっぽい運転をしていたら、どんなタイヤでも耐久性云々の問題ではありません。
今の段階では総合的に、海外タイヤの耐久性は国産タイヤに劣ります。
しかし、アジアンタイヤはちょっと前に言われていたような、走行中に突然バーストするなどといったことは、いまは全くないようなのでご安心ください。
また、海外タイヤの中でも耐久性能の差は存在し、一概にすべての海外タイヤの耐久性能が劣っているわけではありません。
ハンコックのタイヤの口コミによりますと、「Ventus V12 evo2」で約5000キロの距離を走行しても、制動距離やウエット性能が低下することはほぼ無いということでした。
私もハンコックのタイヤを何度か愛車に履かせて走行しましたが、走行距離1000キロくらいからカーブでも、車が滑っている感覚がしたり制動距離も伸びたように感じたことがあります。
しかし、今現在のハンコックタイヤは10年前と比較しても、明らかな成長を遂げているように感じました。
さらに、一昔前のハンコックのタイヤは5000キロも走行すると、タイヤのスリップサインが見えていたのですが、今のハンコックは昔とはずいぶんと違っているようですね。
以下の動画は、国産タイヤとアジアンタイヤの比較をしているようです。
国産タイヤと海外タイヤの値段比較
ここでは代表的な国産タイヤ、海外タイヤを例に取って比較してみましょう。
国産タイヤで比較するのはブリジストンの「エコピア」で、タイヤサイズは軽自動車のタイヤサイズ「155/65R14」で比較します。
アジアンタイヤはハンコックの「VENTUS V8 RS H424」で、比較をしていくことにしましょう。
タイヤ1本の値段から見てもハンコックのほうが圧倒的に安く、性能的にも国産とほぼ同等ということなら、かなりコスパが高いと言えます。
まとめ
近年、海外タイヤと国産タイヤの性能の差は縮まっていて、値段は圧倒的にアジアンタイヤのほうが安く、昔ほど品質が悪いということはなくなっているということです。
タイヤは人それぞれ求めるものが違います。
なので、車の使い方やタイヤに何を求めているかによっても、選ぶべきタイヤもかなり異なるのです。
しかし、ハンコックタイヤに限ってはドイツのツーリングカー選手権で、SUPER GTでポルシェに履かせてレースをしていたタイヤこそハンコックのタイヤです。
しかし、ブランドイメージとしてはレースにちょっと詳しい人なら、ハンコックにレースという組み合わせはイメージできるかもしれません。
しかし、何も知らない人にとっては、ハンコックもアジアンタイヤの仲間であり、漠然と一括りにして「性能が低い」、「危険なタイヤ」「死にたいなら勝手に履けば?」という感じで言う人は多いです、
私も恥ずかしながらアジアンタイヤという一括りで考えていて、体験を踏まえて危険だと思っていたのです。
2017年10月にブリジストンデータによれば、売上高ベースにおけるハンコックのシェアは「3.3%」で、これは横浜ゴムの「2.8%」よりも高い数字となっています。
つまり、ハンコックは無名のアジアンタイヤではなく、世界第7位のタイヤメーカーなのです。
とはいっても、使えないアジアンタイヤも実在するので、安くて良いアジアンタイヤを買うなら、「ハンコック」か「クムホ」あたりが良いかもしれません。